ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

 WSOP Circuit Baltimore戦記(2019年10月)(無料版)

スポンサーリンク

本稿は、有料noteの記事の無償公開版となります。

 

note.mu

 

*******

2019年10月12日~14日まで米国メリーランド州ボルチモアで開催されたWSOP Circuit Baltimoreメインイベントに参加しました。幸運にも、303人中5位の成績で終わることができましたので、記憶が薄れないうちに戦記を書いておきます。*1

 

はじめに
デイ1
デイ2 
デイ3
おわりに~👹の強さ

 


はじめに

(略)


今回のトーナメントは、このような過去の蓄積に負うところも多いと思いますので、気づきの点を書き連ねていきたいと思います。

基本的に備忘録と日記を兼ねたものなので、リリアン先生の記事のような教材を期待されている方は、どうかご遠慮ください(笑)
比較的ポーカーを始めて日の浅い方や、いつか海外トーナメントに参加したいなと思われている方にはよい読み物だと思います。

 


デイ1


WSOP Circuitは、夏に開催されるWSOPのミニイベントで、米国内の各都市で開催されています。メインイベントも1700ドル程度と比較的少額のバイインで参加することができるので、アマチュアを中心に人気を集めています。

今回、3連休にWSOP Circuit Baltimoreが開催されるということで初めてメインイベントに参加することにしました。
(略)

 

金曜日にデイ1Aが開催され、私は土曜日のデイ1Bに参加しました。

会場のHorseshoe Baltimoreは、ラスベガスのCaesarsグループに所属しています。駐車場は都市部にあるにも関わらずイベントのない日は無料で、車で来るのに適しています。(公共交通機関はありません。)ミシガンから10時間かけて来たという人もいました。

 

メインイベントの参加費は、1,700ドル、3万点持ち。L15までは1ラウンド40分、L16からは1ラウンド1時間。ストラクチャーはメインイベントらしく非常に緩やかなものです。デイ1はL16が終わるまでか、残り人数が16%になるまで続けられます。
インマネは残り人数15%からなので、デイ1にはインマネは決まりません(ほぼインマネですが)。
賞金保証額は総額50万ドルで、デイ1Aの参加者は141人だったので、200人近く参加しなければ保証割れとなり、50万ドルに達しない部分はカジノ側が支払って賞金額に足すことになります。

ここからは実況になるので、常体にします。


L1 100-100 3万持ち

 

自分は2番シートで6番シートにVPIP100%がいる。

まだ参加者が集まらず5人テーブルで開始。

フロップ2枚クラブで9セットを引いたが、ターンにクラブが出たのであまり儲からず。
フラッシュを引かれていてもいなくても儲からない文脈で、特にスーツ3枚だけでセットを降りるのは難しいので損失を減らすのが難しい。(WSOPメインだと結構余裕で降りられるが。)#セット1回目

VPIP100%は、開始20分で、Jトリップスキッカー負け、TPTKでトリップスに突っ込む、トップツーペアをリバーで引いて1枚ストレートにやられるなどして、15000に減っている。流石にリバーでチェックレイズ(xr)されたのなら降りておいてよいと思った。

2リンパーでSBからKKで1,100にレイズするも誰もコールせず。
通常のレイズ額はOOPから4倍、IPから3倍でコーラー1名ごとに+1倍するので、今回の場合は、600が適正だが、この程度だと2人ともコールする可能性があるので大きめに打った。 #KK1回目


L2 100-100-100 30200持ち


ブラインドをほとんど守れなかったので200しか増えなかった。

Q7ddでブラインドを守ってフロップフラッシュを引き、フロップ・ターンとチェックコール(xc)で、リバーはギブアップされて打たれず、ピュアブラフ相手に勝ち。

AKcdでレイズ300にOOP(アウトオブポジション)が3人コール。
フロップ AK7hss 
CB(コンティニューエーションベット)700したところ、xr2100されコールしてヘッズ。セットを警戒したこともあり、安全にバリューを取れるハンドがA7、K7くらいしかなく、AもKも1枚ずつブロックしているのでコールにとどめた。AXssやセットの場合はレイズを返してフォールドエクイティを取りつつポットも大きくして、セットやフラッシュの利益の最大化を図る。

ターン 9s xx(チェック・チェック) 
Aハイフラッシュでxrしてくることもあるが、ここで打ってバリューを取るのもあり。

リバー Qh xにxバックしてしまう。>K7 
ターン打っていないのなら、ここはポットの70%から100%くらい打ってバリューを取るべきだった。昔の悪い癖が出た。

 

(略)

 

次のハンドもAKでスチール。#AK2回目

アーリーポジションがレイズ400でBTN(ボタン)からAAsdで1400に3ベット。コールされてヘッズアップ。
873cch CB1000にxcされる。
Ac セット引いたがcも3枚目。ただ、AXccがなくなったのでむしろフラッシュの警戒度は下がった。ダブルバレル2500にxcされる。
Qh xに先ほどの反省どおり4000のベットをしフォールドされる。1枚cのあるミドルペアか。 #AA1回目、セット2回目

5000にまで減っていたVPIP100%のプレイヤーがダブルアップからのトリプルアップで原点復帰。


L3 200-100-200 44000持ち

 

46でBBを守り、フロップA44でCB750、1コールにxr3500して勝ち。
A持っていれば1コール入ったと思うのでAもなかったのだろう。

AJで2連敗。

 

OOPのOR(オリジナルレイザー)がダブルバレルを打った後、リバーxxでショウダウンになり、「8ハイ」といっているのにIP(インポジション)の若い中国人が頑なにショウダウンせず、ORのハンドを開かせていたのでIPへのヘイトが高まる。こういうのはルール上は認められていて、ハンドを見てレンジを確認する権利はあるとは思うのだけれど、よくないと一般的には思われているのでやらない方が無難。揉めたときに誰も味方してくれなくなるので。

 

TTdsでレイズ600でIPに1人コールされる。
J64dcd CB700 c
2d xc1700
7c xx >AQdc

2時間3ラウンド終わって最初の休憩。46300まで増えて順調。

 


L4 200-100-200 46300持ち

 

また同じブラインドで間違いではない。
すごいスローストラクチャー。

 

UTGからJJでr600。5人コール。
AK9r オールx
5 BBがベット3000でフォールド
結局セットとツーペアがいて打ちまくっていた。

アーリーのレイズ600にBTNから55でコール。SB・BBコールで4人。
346r xで回ってきたので1200打って勝ち。

UTGからAQで600にレイズ。IPからお爺さんが初めて3ベット2500してきてフォールド。

SBのリンプにBBからJJで900にレイズして勝ち。

 
L5 300-200-300  42200持ち


1ラウンド何もできず37000まで減ったが最後のハンド、COでKKhs。
1リンパーにHJがレイズ1000でCOから3500の3ベット。BBのVPIP100%がコールしてヘッズ。
742dddでCB5000にxr10000されてコール。ここのCBは微妙。
8c オールイン要求24500されてコール。相手はJJdc。
このコールは結構微妙かと思ったが、スノーウィは普通にコールだった。
PioSolverはコールでもフォールドでもどちらでも。

f:id:shimadajp:20191018070730j:plain




ガバガバな緩いレンジでもコールだった。
どういう相手だったら降りないといけないかは今後検証。ただ、ライブではそれよりオーラが重要。
リバー5cで引かれずダブルアップ。74500に。#KK2回目、ダブルアップ1回目 


L6 400-200-400 74500持ち


AKでスチール+CBで勝ち。#AK3回目

この時点でチップカウント全体3番手クラス。

JTsでミドルからレイズ、IPから3ベットされてフォールド。
SBからQJsでレイズにコールして引けずでフォールド。
UTG+2レイズ1000、2人コールでBTNからAJsで6000に3ベットして勝ち。こういう風にノンショーダウンで増やす(フォールドエクイティ)のがトーナメントでは極めて重要。

COがレイズでBBからKQでコール。
KQ9csd xx
4c 1800のベットにコールされる
7c 3000のベットに7000のレイズをされコールで<T8cc
バックドア完成のボードではトップツーペアはxcに回せない。。。
65000に減って2回目の休憩。

 


L7 500-300-500 65,000持ち


KT、JTでブラインドを守って引けず負け。

KTccでCOからアーリーのレイズ1200にコールでBTNが3200に3ベット。ORフォールドで流石に安いのでコール。
J87ccd xr不発でxx
7h 5000打って勝ち。

 

かなりアグレッシブなご年配のプレイヤー(以下アグレ爺)のレイズ1200にBTNからAQで3ベット3600。コールされヘッズアップ。
A96ssc ドンク4200ベットされてセット引かれてたらオールインまで行かれるパターンだなと思いつつ、コール。
Ac xに6500打って勝ち。

 


L8 600-300-600 70200持ち


UTGからAQで1500に後ろ2人コール。
664r オールチェック
9c 3000打って勝ち。

 

ミドルのレイズにBBから34hhでc
AK9hhc xc2100
Jh xx
8c 3500にコールしてもらって勝ち

アーリーレイズ1500、1コーラーでBTNからAJssで4600に3ベット。
2人ともコールw
446chs xxx
9s 10000打って勝ち。

 

UTGがオールイン7200で+1からAKで30000にレイズしてアイソレート。
AもKも落ちて>99 #AK4回目、オールインレース1勝0敗

 

HJのレイズにSBからAKで3ベット4500。コールされヘッズ。
K98r 5200打って勝ち。 #AK5回目


L9 800-400-800 106,500持ち


アグレ爺の2000にBTNからAQで6200。コールされヘッズ。
J96hhc CB6500にxr18000されてフォールド。
スノーウィでもギリギリのCB。チェック優勢。

(略)

 

AQsでレイズしてCB打って勝ち。
KTsでスチール。
ミドルのレイズにKQsでBTNから3ベット6500したら、BBからコールド4ベット16000が来てフォールド。

アーリーのアグレ爺が2200のレイズ。COからAKで6600の3ベット。
BTNが3ベットに気付かずレイズ6500と発声して強制的にミニレイズ11,000に。
ORが25,000の5ベットで流石にコールできずフォールド。QQだったらしい。
BTNのハンドは不明だったけど、悩んで降りたSBもAKだったらしい。 #AK6回目
78600まで減らしてディナーブレイク。

L10 1000-500-1000 78600持ち

UTGのレイズ2200に+1からAQsで6500にしてリスチール。

ATでHJから2200にレイズ。BTNとBBがコール。
JTThhc CB5000にBTNコール。
3d 10500にコールされず。

COから77で2200のレイズにBBがオールイン20000でコールして>AJ
11万くらいに。 #オールインレース2勝0敗

UTGからAJsで2200にレイズ。後ろ2人にコールされ、これまで参加していないSBが8000に3ベットしてきてフォールド。

ここでテーブルブレイク。移動先でもほぼチップリ。9番シートで2番シートに同じくらいチップを持った中国人。

ミドルからKQでr2200。BTNコール。
984r xc3000
2 xx
2 6000打って勝ち。

L11 1200-600-1200 116500持ち

UTGからA4hhで2400。BTNコールでヘッズ。
743hdh CB4500にコールされる。
8h xに5000打たれ、xr15000。コールされる。
Th 時間を取ってオールイン要求もコールされず。

この時点で全体5位 

ミドルからKQで2500。BTNとBBコール。
KT9r CB4000にBTNコール。
4 xx
2 5000打って勝ち。

ミドルから55でレイズ2500にCOとBBコール。
K95hcc 5200にBTNコール
Jc xc7500
Kc xxでxr不発 #セット3回目

L12 1600-800-1600 155800持ち

アーリーからAKccで3200。BTNが8500の3ベットで4ベットオールイン要求して勝ち。#AK7回目

UTGのレイズ3200に+1からA4ccで3ベットエア10,000でリスチール。

3リンパーにBBで52でチェック。
855shs xxに5100のベットが入り、xr16000。相手がオールイン5万でスナップコールで相手84hh。何も起こらず勝ち。
216,700に。

L13 3000-1500-3000 213,500持ち

参加締め切りでデイ1Bは162人参加。
テーブルブレイクに。
新しいテーブルでは右隣が12万くらい持ってる以外は大体7万持ちくらいのテーブル。
5万以下のショートも2人。

1人リンプSBコールでBBからK7hhでチェック。
4589Aオールスペードで5000打つも、SBにxcされて6ハイフラッシュに負け。

BTNからA7でレイズCBで勝ち。

ミドルからJTssで6000。1コールでBBから27,000(バックは3万)の3ベットをされてフォールド。ラストブラフをされてしまった。

UTGからKKで6000。BBコール。
743ddc CB7000にxcされる。
Js xx
8d 20,000のベットにxcされ負けたと思ったら54の4ヒット。65持ってると勘違いしていたらしい。 #KK3回目

L14 2500-1000-2500 239,000持ち

流石メインイベント。緩やかなブラインド。
この時点でおそらく全体チップリ

KTccでレイズするも3人にコールされギブアップ。

右2つ隣のWSOPC優勝経験者が3回目のダブルアップをして全体チップリになったっぽい。かなり上手い正統派タイトアグレプレイヤー

COからAKで6000。ブラインドが2人ともコール。

643sdd CB10000にBBだけコール。
8s ドンクオールイン13,000されてコールで>A7
13000/64000=20.3%でフラドロもブロックしていなかったので、ギリギリコールかなと。
25万に。#AK8回目
25万になってまた多分全体チップリ。

L15 3000-1500-3000 25万持ち

45/162。残り3テーブルになるか又はL16が終わるとデイ1は終了。

BTNからKJcdで7500にSB・BBコール。
AKQddc CB10000にBBxc
Ts 20000にコールされる。
Tc 35000にコールされて勝ち。
昔はこういうリバーで過度にxrやxc負けを恐れてベットしなかったけど、リスクを取って積極的にバリューを取りに行った方が勝てている気がする
こういうのはSnowie Trainingで習得した。
因みにリバーがTdだった場合にはダブルポットを打つ模様。これはJdをブロックしているので、QJdd、QTdd、JTddの可能性がなくなり、ベビーフラッシュに対する強力なブラフができ、TヒットやAヒットからバリューが取れるためだと思われる。

画像11

332,150になって確実に全体チップリ。ただし、25,000で15万点持っているのでスタック量が少なくてレポーターが気づいていないw

残り36人で4テーブルに。20万持ちが入ってきた。

25万持ちのジョンソン↑がレイズ8,000、COからAQでコール。BBの20万持ちがいきなりオールインw入ってきたばっかりでジョンソンはかなり長考してQQ降りてた。
BBはAA。

L16 4000-2000-4000 298,500持ち。残り31人/162人

ここから1ラウンド1時間。このレベルが終わるかあと5人飛んだらデイ1終了。

アーリーからAAで12,000にレイズ。オールインを連発していた酔っ払いがなぜかこのときだけフォールドwBBコールでヘッズ。
933ssh CB10000にxcされる。
Qh 17,000打って勝ち。 #AA2回目

酔っ払いがオープンオールイン30万を連発するので他のプレイヤーも50bbの3ベットオールインとかし出して荒れてきた。

SBからAJで11000にレイズでBBが45,000に3ベットでフォールド。相手はKK。
このラウンドだけでこのテーブルKK3回目、AA1回とQQ1回。

あと2人飛べばデイ1終了。
残り15分で今日は残り6ハンドと宣言。

QQで小さいポットを取る。#QQ1回目

306,000でデイ2へ進出。

デイ2

 

(以下略)

 

チップ量の推移まとめ

 

f:id:shimadajp:20191018070528j:plain

 

*1:2018年WSOPメインイベントに入賞したときも、戦記を書こうと思っていたのですが、公私ともに忙しく結局書けていません。記録は取ってあるので、いつか書きたいとは思うのですが。。。