ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

祝!!ポーカー合法化!!!

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http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ir_promotion/ir_kaigi/dai4/siryou1.pdf

 

 

カジノ合法化法(IR推進法)を受けてカジノ規制の在り方を議論してきた「特定複合観光施設区域整備推進会議」(IR推進会議)が最終取りまとめを行い、現在、8月31日締め切りで意見募集を実施しています。

現在の案では、ポーカーもカジノゲームの一つとされる方向で検討されており、このままうまく行けば、カジノ解禁に併せ、カジノでのポーカーも合法化されることとなります。

 

 

以前書いたエントリの予想を覆す本当にうれしいサプライズです。

ご尽力された関係者の皆様、特に大阪商業大学アミューズメント産業研究所美原融所長に心から御礼申し上げます

 

 

<以下詳細>

 

内閣官房で意見募集を実施中の「特定複合観光施設区域整備推進会議取りまとめ~「観光先進国」の実現に向けて~」におけるポーカーの合法化に関する記述を紹介します。

 

特定複合観光施設区域整備推進会議

 

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まず44頁「カジノ行為の範囲(種類及び方法)」において、容認するカジノ行為の範囲について、原則3点を満たすものに限定するとしています。

事業者がその公正な実施を確保することができる行為

・カジノ施設内でのみ実施される行為

・偶然の勝負に関し参加者が賭けを行う「賭博」に該当する行為

 

さらに、「その具体的な種類及び方法は、カジノ事業の健全な運営に対する国民の信頼や理解を確保する観点から、カジノ管理委員会が社会通念上妥当と認めたものを定めることとすべき」としており、具体的なゲームの種類については、カジノ管理委員会の認可に係らしめることとしています。

 

このため、実際にポーカーが合法化されるかどうかは、カジノ管理委員会の認可等の制度設計(具体的には認可基準)が明らかにならない限り分からないのですが、明示的に禁止されているものも、既に取りまとめにおいて記載があります。

 

まず「事業者がカジノ行為の実 施を管理し公正性を確保することができるものに限定すべきである(例えば、単純な顧客同士の賭けやスポーツベッティング等他者が実施する競技(勝負)を賭けの対象とすることは不可。)」としており、スポーツベッティングは不可で、単純な顧客同士の賭けも認められないと明示されています。

ここでポーカーが「単純な顧客同士の賭け」に該当するか否かが問題となります。

*1

 

この記述を解釈するには、この部分が議論されたIR推進会議の議論を追う必要があります。

6月13日に開催された第4回会合において、「カジノ行為(ゲーミング)に関する規制について」議論されています。

ここでIR推進会議の委員である美原所長から「諸外国におけるカジノ規制について」として、次のとおりプレゼンが行われています。

 

 まず、許諾ゲーム種の考え方として、「事業者の申請に基づき、カジノ管理委員会の専権的な許諾事項とすることが適切」とし、判断基準は「顧客にとり確率的に公正・公平なゲームか」とすべきとしています。

そのうえで、「カジノ事業者が管理し、実施するゲームで、顧客同士の賭け事に帰結するゲーム種は認められてしかるべし」とされ、なんと「(例:ポーカー)」と我らが愛するゲームが燦然と輝いているではありませんか!

 

 

また、「個別許可の対象となりうるゲーム種」として、「トーナメント:イベントとして実施される顧客同士の勝ち抜き戦(納付金、費用等は参加費から控除)」もあげられており、トーナメントポーカーも個別許可で認められうるゲームとされています。

 

 

これを受けて、事務局から先ほどの記述が提案されており、議事録によると「単純な顧客同士の賭け」については、「カジノ事業者がカジノ行為、ゲームそのものの実施を自分で管理し、公正性を確保することができないような、例えば、括弧の中でございますけれども、スポーツベッティングなど、他の者が実施する競技に対する賭け、あるいは単純に顧客同士が賭けをするといったことは、日本のカジノフロアの中では禁ずるべきではないかという提言」と説明されています。

 

 

委員間の議論においても特に異論もなかったようなので、これらを勘案すると、ここで禁止されている「単純な顧客同士の賭け」とは、カジノ事業者がゲームそのものの実施を自分で管理し公正性を確保することができないような賭けを意味し、カメラで監視し、ディーラーがゲームを進行するようなポーカーについては、ここには含まれないと考えることが妥当です。

 

よって、明示的に禁止されておらず、認められて然るべきと明示的に提案されているポーカー(キャッシュゲーム)については、認められる方向で整理されており、トーナメントポーカーについても、個別許可のもと認められる方向で整理されていると考えられます。

 

正直、賭け囲碁・将棋、丁半博打、花札などとどのように区別をつけるのか極めて難解だと思っていたのですが、「カジノ事業者が公正性を確保できるか否か」、「社会通念上許容されるか」という基準をもって、ポーカーとそれ以外を区別するとは思いもしませんでした。

 

関係者の皆様のここに至るまでのご尽力、特に大阪商業大学アミューズメント産業研究所美原融所長及びAJPCの創始者である谷岡一郎同大学長に、心から感謝したいと思います。

 

日本のポーカープレイヤーは大阪商業大学、AJPCには足を向けて寝られません。

 

 

追伸 社会通念上許容されるか否かが重要なので、意見募集において、ポーカーを認める方向を支持する意見を提出するのも良い考えだと思います。

 

 

*1:なお、「パチンコやパチスロのような風俗営業適正化法の「遊技」として認められているものをカジノ施設内で導入するのは、適切ではない。」というしびれる記述もありますが、ルーレットやブラックジャックなどアミューズメントカジノで認められているものは、当然のごとくカジノでも認められる例として挙げられているので、ポーカーについてもこの論点は適用されないものとみなします。麻雀はどうなんでしょうかね・・・