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  ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

トーナメントポーカーの定理(仮)

ポーカー戦略

AJPCからの帰りの飛行機の中でふと閃いた思いつきを単純にまとめたものです。
ツッコミは大歓迎ですが、単なる思いつきなので分類が排他的じゃないとかご容赦くださいw
洗練させた内容はシマダ本2で書けたら書きますw


トーナメントポーカーの定理=3つの優位性(ハンド・ポジション・イニシアティブ)✕スキル✕スタック✕運

 トーナメントポーカーとは、自らの優位性をスキルとスタックで増幅させ、運を待って勝負するものである。

1 3つの優位性

(1)ハンド
 ポーカーにおける最も重要でわかりやすい優位性は、ハンドの強さだ。AAは既に最強のペアができており、72oは奇跡が起きなければほとんど勝ち目がないハンドだということは誰でも分かる。AXも既にAハイという役があり十分に強い。フロップで手札がヒットする可能性はおおまかに行って3回に1回。Aハイで勝っているような状況も意外と多いのだ。
 ハンドの優位性には、既にペアがある・Aハイとなっているといった単純な強さだけでなく、将来性・ポテンシャルも含まれる。端的な例がスーティッドコネクター、ポケットペアといった投機的なハンドだ。投機的なハンドは、そのハンド自体の強さに価値(バリュー)があるのではなく、ハンドが役を完成した際に大きな利益をあげられる可能性がある(インプライドオッズが大きい)点にバリューを見出すべきものだ。
 AKなどもAXでドミネイトした際に大きく利益をあげられる点で追加的なバリューがあると評価できる。

(2)ポジション
 ポーカーは不完全情報ゲーム、すなわち、プレイヤー間の情報が非対称となるゲームだ。より多くの情報が得られるレイトポジションはそれだけで優位がある。また、アクションが後であることによってポットコントロールも容易であり、利益の最大化・損失の最小化ともにより容易となる点でも優位性があるのだ。

(3)イニシアティブ
 イニシアティブとは勝負の主導権のことだ。先に上げたポジションの優位性は絶対的ポジションに関するものであるが、イニシアティブを有することはポジションの不利をカバーするものと考えてもよい。ポジションがいい上に主導権もある場合は、相当優位な状態だ。
 イニシアティブの重要性を認識していないプレイヤーは多い。2ベットをしたプレイヤーはフロップにおいてはポジションに関わらずCBを行うイニシアティブを有する。他のプレイヤーはフォールドするか(チェック)レイズバリューするかレイズブラフするしか選択肢はない。
 3ベットは2ベットしたプレイヤーからフロップでのイニシアティブを奪うために行うものだ。もちろんそこでフォールドしてもらえれば、リスチールということでそれでよい。本来2ベットしたプレイヤーが持っていたCBを行う権利(イニシアティブ)を3ベットすることで奪うことができる。もちろんこのイニシアティブを奪い返すには4ベットしなければならない。

 トーナメントポーカーの勝負においては、ハンド・ポジション・イニシアティブという3つの優位性をそれぞれ考慮したうえで総合的に評価し、ベット・レイズ・チェック・フォールドのうち適切なアクションを選択しなければならない。

2 スキル

 スキルは3つの優位性を増幅するものだ。スキルによってハンド等の優位性が格段に増すこともあれば、スキルがないことによって優位性が全く活かせないこともあり得る。また、イニシアティブについてはそれを獲得するためにある程度のスキルが必要だという面もある。

 スキルについては主に次のように発揮できる。

(1)利益の最大化、損失の最小化のための正しいアクション選択
 ベット・レイズ・チェック・フォールド等の選択だけでなく、ベット額の選択もこれに含まれる。
−適切なオッズ計算、数学的に最適なプレイの選択
−相手のスタイルに応じたプレイ(Exploitive Play)

(2)適切にリスクを取れる勇気、自らの判断に従える強いハート
 正しいと思っていてもそれができないプレイヤーが多い。自らの決断に従えることもひとつのスキル。ティルトしないというのもここに含まれる。

(3)適切なブラフ
 CBやビッグブラフ。相手がフォールドすることを正しく評価できることはひとつのスキル。

(4)適切なコール
 相手がブラフしていること、ブラフしていてかつ自分のハンドが勝っていることを正しく把握できることもスキル。

(5)バリューベット
 バリューベット、特にリバーでのバリューベットは、ハンドのバリューを最大限引き出すためには不可欠な手段。ただし、相手にブラフのチャンスも与えることとなるため、ショーダウンバリューも勘案した上で、適切に状況を評価しなければならない。

(6)リーディング
 既に出てきているが、相手の行動の特定、特に相手のハンドレンジを特定できることは非常に重要なスキル。1点読みは誰にもできない。正しくできるのはハンドレンジの特定のみ。

3 スタック

 トーナメントにおけるスタックは、生命線であるだけでなく銃弾でもある。3つの優位性が武器の種類(水鉄砲、拳銃、マシンガン、バズーカ)、スキルが命中させる手腕だとすると、スタックは銃弾である。
 スタックがなければ、ハンドが強くても自らの少ないスタックに応じたバリューを引き出すことができない。スキルがあっても、スタックがなければ3ベットもできず選択の幅が狭まるため、スキルを十分に発揮することができない。極端な話、相手のベット額よりも少ないスタックしかなければ、選択はコールかフォールドしかなく、ここではスキルの発揮は極限までに限定される。必要なのは運だけだ。

4 運

 どれだけ数学的に正しい決断をして相手のハンドを読んだとしてもリバーでなければ僅かな確率であっても逆転されることはありうる。That’s poker。1アウト引かれることもあるだろう。何度も何度も勝負を繰り返すような大きなトーナメントを勝つためには運も必ず必要。ドミネイトしているような勝負、例えばAAvAKsであっても、相手に12%の勝率がある以上、4連勝する確率は約60%、8連勝する確率は36%にまで落ちるのだ。
 負けているハンドで勝つことだけが運がいいということではない。勝っている状況で正しく勝ち続けるためにも運が必要なのだ。