ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

シマダ本・内容訂正(6/22更新)


 好評発売中のシマダ本ですが、内容に誤りが見つかった場合、このエントリで訂正していきたいと思います。
 誤りを見つけた方、疑問点のある方はコメント欄でご連絡ください。

(1)66・67頁・インプライドオッズの計算


 記念すべき一つ目の訂正箇所は、Chiyoukanさんからの指摘です。ありがとうございます!


 66頁の「ハンドの例2」において、インプライドオッズの説明をしています。

 ブラインド5,000-10,000 A1,000の10人テーブルで自分が150,000持ちでBBのとき、相手が30,000のレイズをしてきた場面の検討です。あなたのハンドは5s5cです。(相手の残りチップは70,000。ポットは、アンティ10,000+レイズ30,000+SB5,000+BB10,000=55,000。)
 
 この場合、ポットオッズについては、20,000/(55,000+20,000)=26.6%です。
 セットを引いた場合に、相手のチップがすべて取れると仮定した場合のインプライドオッズについては、20,000/(55,000+20,000+70,000)=13.8%が正しいのに、本書では、20,000/(55,000+70,000)=16%としています。自らの投入分20,000を分母に足すのを忘れていました。


 謹んで訂正いたします。


 別の方法で、インプライドオッズの観点からこのハンドの例2のシチュエーションでコールすべきかどうか検討してみます。


 プリフロップで20,000のレイズにコールして、フロップで相手のスタックをすべて奪えるようなハンドを完成させる確率pとすると、そのようなハンドを完成させることができない確率1-pとなります。

  • pの場合に得られる利益は、55,000+70,000=125,000、
  • 1-pの場合に失われる損失は、-20,000ですので、

 期待利益が期待損失を上回る場合、すなわち


 20,000×(1-p)<125,000×p


 となるような勝率pがある場合には、インプライドオッズの観点からコールすることが適当となります。


 よって、
 20,000<125,000p+20,000p=145,000p
 20,000/145,000<p
 13.8%<p
 となり、インプライドオッズの観点からコールするのが適当となるのは、フロップで相手のスタックをすべて奪えるようなハンドを完成させる確率が13.8%以上ある場合となります。
 フロップセットを完成させる確率は、11.5%なので、13.8%に足りず、フロップセットを完成させた場合には、相手のスタックをすべて奪えるような場合であっても、コールするのが適当でないということになります。


<6/2追記>

(2)143頁、152〜154頁・誤記いろいろ

 

 2つ目の訂正箇所は、第8回TPTチャンピオン兼第5回シマダブログ杯チャンピオンのJINGINさんから指摘いただきました!ありがとうございます。

 143頁、サバイバルの誤謬のところで、「序盤から積極的にチャンスを掴むべきだとし、」というタイプミスがありましたw


 152頁、「「ATo+」はAT以上なので、AJoATo〜AKoを意味します。」
 AT以上なので、ATo〜AKoの間違いですね。


 153・154頁、リスチールハンドの表において、「+」が抜けている箇所がいくつかありました。
 具体的には、

  • 153頁最上段2つ目のコラムの「ATs、KTs、QTs」は「ATs+、KTs+、QTs+」、
  • 153頁、CSI13の行の左から2番目「KJs」は、「KJs+」
  • 154頁、CSI11の行の左から3番目「KTs、QTs」は、「KTs+、QTs+」

 の間違いです。


 謹んで訂正させていただきます。


 JINGIN、細かいところまでちゃんと読んでくれてありがとう!

<6/22追記>

(3)63頁ほか、セットを引く確率


またまたChiyoukanさんからのご指摘です。

63頁、76頁、182頁で

「ペアを持っている場合に、フロップでセットになる確率 11.53% 」

とされていますが、これ微妙に計算が間違っていました。すみません。


正しくは、11.51%です。

フロップセットの確率は、残り50枚のカードからフロップ3枚の組合せ(50C3)を出す場合に、残り2枚のカードから1枚ヒット(2C1)してかつ残り48枚から2枚のフロップが出る確率を計算することとなるので、
(2C1×48C2)/(50C3)≒11.51%
となります。

ただ、そもそもここではフロップセットになる確率だけ出していて、フロップクワッドになる確率(0.24%)を抜いているのはおかしいのではないかという、本質的な指摘もありました。

クワッドだと、残り2枚から2枚(2C2)出て、残り48枚から任意の1枚が出る(48C1)ので、
(2C2×48C1)/50C3≒0.24%
となります。

よってこれらの記述については、
「ペアを持っていて、フロップでセット以上のハンドを完成させる確率は、11.76%なので・・・」
としたいと思います。

フロップでセット以上を完成させる確率(当該ペアの数字の残り2枚のうち少なくとも1枚が出る確率)は、フロップで1枚も当該ペアの数字(2枚)が出ない確率*1を1から引いたものなので、
1-(48/50*47/49*46/48)=11.76%
となります。

Chiyoukanさんありがとうございます!
Chiyoukanさんからは他にも誤りの指摘をいただいておりますので、おいおい更新していきたいと思います。

*1:残り50枚から当該2枚以外の48枚が出て、かつ、残り49枚から他の47枚が出て、かつ、残り48枚から他の46枚が出る確率