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  ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

第3章 プリフロップ戦略(2)

3−2 判断が容易なハンドでのプレイ

 スターティングハンドを選択する際に留意しておいた方がよい事項として、フロップ以降アクションの判断が容易になるハンドを選ぶことが挙げられます。例えば、A5やKQは、フロップでトップペアをヒットしたとしても、自分のハンドがベストハンドか否かの判断が難しいため、場合によっては大きな損害を被る可能性があります。上記のポテンシャルの高いハンドは、ヒットしたときの利益が大きくなるだけでなく、ヒットしないときには容易にフォールドできるため、損失を最小化しやすいという利点もあるのです。

3−3 オープンベットの額

 プリフロップにおける標準的なオープンレイズ額は、3BBで前にいるリンパー1人二つき+1BBであると言われます。例えば、Dan Harringtonは、標準的なレイズ額は3〜5BBとしています*1。3〜5BBにレイズする理由は、相手を最適な数である1人に限定して戦えることとなりそうな額であり、またこれ以上多い場合には、1.5BBのブラインドをスチールするのにあまりにも大きなリスクを取ることとなり不適当となるためです。また、3BBより少ないレイズでは、BBがフォールドするのに十分なオッズが与えられないこととなります。2BBのレイズでヘッズアップになった場合には、BBは、1BBの追加投資で3.5BBのポットを争うこととなるため、29%の勝率があればオッズに合うこととなります。このオッズでは、ドミネイトされていない限り、ほぼどのようなハンドでもコールできることとなります。
 Bill Edlerは、ベット額自体は一義的に決まるものではなく、テーブルごとに標準額があり、あるテーブルでは3BB、別のテーブルでは2.5BB、また別のテーブルでは4BBというように異なると言います。重要なのは、誰かがテーブルの標準額と異なるレイズをしてきたときにそれをどのように解釈するかにあるとしています*2
自分のハンドの強さによってレイズ額を変えない方がよいという点については、ほとんどコンセンサスが得られています。強いハンドのときには大きくレイズして、弱いハンドのときには小さくレイズすることとしている場合、相手にベッティングパターンを読まれハンドを読まれる可能性が高いからです。ただし、ポジションや相手の強さによってレイズ額を変えることや*3、ランダムにレイズ額を変えることは、プロの中でも推奨されています*4
 また、トーナメントについては、終盤に近付くにつれてチップの価値が増すため、より少ない額のレイズでも十分となります。例えば、Elkyは、ハンドの強さに関わらず、序盤では3.5〜4BBのレイズをし、終盤では、2.3〜2.7BBのレイズをするとしています*5

*1:Harrington on Hold’em?, p180.

*2:Bill Edler, Power of Position, Full Tilt Poker Academy; http://academy.fulltiltpoker.com/ja/lessons/video/83/

*3:Daniel Negreanu, Power Hold'em Strategy, Cardoza, p306 (2008).

*4:Harrington on Hold’em?, p180.

*5:Kill everyone, p32.