ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

 Small Ball Poker Tournament Strategy

 スモールボールポーカーとは、「飛ぶ」リスクがないようポットのサイズをコントロールすることを特に重視するプレイスタイルをいいます。多くのプレイヤーがポーカートーナメントの戦略としてこのスタイルを採用しています。その中でもDanielNegreanuは、もっとも有名なプレイヤーの一人です。

 スモールボールポーカートーナメント戦略(以下「スモールボール」という。)には、多くの利点があります。まず、相手のハンドに関してベッティングラウンドを通して情報を得ることができます。次に、大きなオールイン対決のリスクを冒さないことで、バッドビートや相手のハンドの読み違えによってポーカートーナメントから飛ぶ可能性を減らすことができます。


 ポットを小さく保つことは、プリフロップから始める必要があります。これは、フロップ、ターン、リバーでのベットサイズがポットとの比率で決められることが多いためです。ディープスタックでの例を見てみましょう。BBが100で2人のプレイヤーがすべてのベットにコールしたときのポットのサイズの比較です。(単純化のた
めにブラインドは省略しました。)



Pre-flop Raise After Half Pot Flop Bet After Half Pot Turn Bet After Half
Pot River Bet
250 1000 2000 4000
300 1200 2400 4800
350 1400 2800 5600
400 1600 3200 6400



 これを見てわかるとおり、プリフロップで150しか違わないベット額の差が、リバーでは2400もの差に変わるのです。プリフロップのレイズを小さくしておくことで、なくす可能性のあるチップの量も小さくなりますし、もし負けてしまってもカムバックするに十分なチップが残ることになります。


 スモールボールポーカーにおけるポットコントロールのためには、勝負の際にチェックすることもしばしば必要となります。これは、現時点ではベストハンドを持っている可能性が高いが相手にも十分まくり目がある(または既に負けている)ような五分五分の勝負(‘Way Ahead / Way Behind’)をしているときに特に重要になります。たとえば、Aが出たフロップでポケットペアを持っているときなどです。相手が小さいペアを持っていて勝っている可能性もありまし、相手がAを持っていて現時点で負けていても、セットを作る残り2枚のアウトがあります。


 フロップでコンティニュエーションベットをしてコールされた場合、スモールボールアプローチでは、ターンでは後ろのポジションでもチェックします。これには2つの目的があります。まず、ポットを小さくすることでリスクを小さくすること、次にリバーで弱い手を持っている相手からブラフさせる可能性を引き出すことです。ベットし続けた場合、リレイズされたらとてもコールできない可能性も容易に想定されます。スモールボールアプローチは、リスクを小さくし、より多くのチップを勝ち取る可能性を与えるものなのです。


 スモールボールには、ベッティングによって相手の持っていそうなハンドの範囲を狭める効果があります。例えば、フロップでのベットに対するリアクションに基づいて、相手が持っていそうなハンドを推測することができますし、ターンでのアクションで再評価することもできます。リレイズによって自分のチップの大半を持っていかれるリスクがあるような大きなベットでは、相手が本当にいいハンドを持っているかを測るのに十分な情報が得られないままコールせざるを得ない状況を引き起こします。ブラフなのか?モンスターハンドなのか?スモールボールによって飛ぶ前にこれらの質問への回答が得られるのです。


 最後に、スモールボールによってゲームに長くいられることになります。小さな勝負に多く参加するのと3回オールインをするのとを比較してみてください。たとえ相手をドミネイトしているハンドでオールインをしたとしても(AK v. AJなど)、3回オールインした後も勝っているためには相当な幸運が必要となります。スモールボールによってトーナメントを飛ぶリスクを最小限にしつつチップを集めることができるようになるのです。