読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

  ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

 プリフロップ戦略(完)

ポーカー戦略

 初手の選択とプリフロップでの基本的な打ち回しについて、よくまとまっているエッセイを見つけたので何回かに分けて紹介します。このエッセイでのStarting Handのグループ分けは、Sklanskyのランキングと若干異なります。

Group 0: AA KK
Group 1: QQ JJ AKs
Group 2: TT AK AQs AJs KQs
Group 3: AQ 99 88 77 ATs KJs
Group 4: AJ KQ QJs KTs JTs AT
Group 5: 66 55 44 33 22 KJ(*) QTs(*) A9s(*) A8s(*) QJ(*)
Group 6(*): KT QT JT A7s K9s Q9s T9s J9s A5s A6s A4s A3s A2s
Group 7(*): A9 K9 98s 87s
 * テーブルやプレイヤーの強さ、自分のポジション、何人リンパーがいるかなどにより異なる。

 ノーリミットホールデムをプレイする際、最も難しく重要な決断の一つに初手の選択があります。この決断は、でたらめにやってはなりません。フロップでカードをヒットしたとしても結局2番目に強い役しかできないのであれば、ひどくコストがかかる結果になってしまうからです。可もなく不可もないカードをプレイしていると、後になればなるほどそのような2流のハンドを捨てられなくなるので、コストがかかることになります。したがって、まず第一に、ベストハンドができるようなハンドだけでプレイすることが必要です。David SklanskyとMason Malmuthは、「Hold’em Poker and Advanced Holdem Poker」の共同執筆者ですが、初手にランキングをつけた最初の人物で、グループごとにどのようにプレイすべきかのアドバイスもしています。このランキングは、どのハンドをプレイするか決断するのに非常に役立つ出発点となります。まずこの本を読んで、それからこのエッセイに戻ることをお勧めします。*1

 カーネギーメロン大学のコンピューター科学大学院の有志は、テキサスホールデムのコンピュータシミュレーションを開発して、Sklanskyのハンドランキングを検証しました。彼らは、タイトからルース、クレイジーに亘るいくつかのテーブル環境で、何百万ものハンドのシミュレーションを行いました。その結果、Sklanskyのハンドランキングとグループ分けの修正案を提示しました。(原文こちら

 しかしながら、どちらのランキングもリミットポーカーのゲームに基づくものです。ノーリミットポーカーにこれらのランキングを使用するためには、更に調整する必要があります。あるハンドがヒットした場合、特にポケットペアを持っているときにトリップス(スリーカード)以上のハンドをヒットした場合やフラッシュ(特にナッツフラッシュ*2)が完成した場合のインプライドオッズがあるからです。これらのハンドをプレイするコストは、取れるかもしれないポットや収益と比べると非常に安価なものです。例えば、平均的なポットサイズが20ドルのときに0.5ドルでポットを見られるとします。この場合、たくさんのハンドを色々なポジションでプレイできることになりますが、ノーリミットゲームでは、チップのすべてがいつも失われる危機にあることを意識し、フロップのあとは、弱いハンドはいつでもフォールドするよう自分を律しなければなりません。

Group 0: AA KK

 AAとKKは特に強い手なので、独立したグループにしました。これらはダントツに強いハンドで他のどんな手に対しても圧倒的に優位に立っています。プリフロップでオールインしても安心なハンドですが、他のプレイヤーがフォールドしてしまってブラインドしか残らないので、最善の方法ではないかもしれません。
 
 また、これらのハンドでは、どのようなポジションにいても、決してスロープレイはすべきではありません。この点については、多くの議論があるかもしれませんが、自身の経験から言えることは、AAとKKで明確にレイズすることは、戦略上「絶対」だということです。リスクを取って大きなポットを失うよりは、リスクを減らして小さなポットを取った方がいいでしょう。AAでゴミ手に負けてしまったら、「頭に血が上った状態(Tilt)」になって後々のプレイに重大な影響を与えることにもなりかねません。

 レイズの額は、ポジションや既にリンプインしているプレイヤーの数やテーブルの状況(ルースかタイトか)によります。理想的には、AAやKKは2、3人相手にプレイしたいものです。よって、2,3人がコールできるような額のレイズをすることになります。実際には、5BB〜10BB*3、レイトポジションではそれ以上のレイズをして、何人かコールしてくれば、このテーブルはルースなのだということが分かります。自分のベットの前にポットレイズがされた場合には、ポットよりほんの少しだけ多くリレイズするようにします。更にリレイズされた場合には、自分がどれくらいのチップを持っているかにもよりますが、オールインすることもあるでしょう。

 しかし、KKを持っているときに相手がAAを持っているような状況もよくあります。オンラインでは本当によく起こることでしょう。この点については、KKを持っているときにプリフロップでAAに対してフォールドできたことは、一度もありません。ですが、同じくKKでQQやJJ、TTに対してプリフロップでフォールドすることもありませんので、長期的には、相手が確実にAAを持っていると判断できる場合、例えば、超タイトなプレイヤーがプリフロップで100BBのオールインをしてきた場合以外は、KKに固執しても問題ないでしょう。

Group 1: QQ JJ AKs

 次に強いハンドは、QQとJJとAKsです。これらのハンドでももちろんレイズしますし、レイズにコールもできますし、多分一度ならリレイズもできます。ただし、200ドルのレイズに200ドルリレイズしたあとで、相手から1500ドルのオールインをされた場合には、フォールドすることも考えます。
 プリフロップでQQをフォールドするようなシチュエーションは極めて稀ですが、2回ほどAAとKKに対して降りたことがあります。
 ときには、相手がAAやKKを持っていることが明白なときもあるので、そのような場合には、AA v. QQ、JJでは18%の勝率しかなく、AA v. AKsでは12%しか勝率がないことを覚えておきましょう。これまでの5つのハンドは、Sklanskyも同じ順番でランクしています。

Group 2: TT AK AQs AJs KQs

 カーネギーメロン大のグループは、AKをKQsの上にランクしていますが、Sklanskyのランキングを若干修正しているものです。上記のランキングでは、更にAKをAQsとAJsの上にランクしました。なぜなら、AKはノーリミットゲームではスーティッドハンドよりも強いハンドになるからです。また、明らかにAKは、AQs、AJs、KQsをヘッズアップではドミネイト*4しています。
 グループ2のハンドの場合も、ポジション等の状況にもよりますが、通常は3BBから6BBまでレイズします。アーリーポジションの場合は、レイズは小さくするようにしますが、これはリレイズを警戒するためです。プレイヤーやリレイズの額によりますが、普通はリレイズにはコールして、たまにはフォールドして、リレイズはまずしません。
 ここまでが初手のトップ10となり、どのポジションからでもレイズします。

 トップ10ハンドのあとは、どんなポジションでも自動的にプリフロップでレイズするというようなことはしません。もう少し熟慮してプレイすることになります。

Group 3: AQ 99 88 77 ATs KJs

 Sklanskyのグループ3も、カーネギーメロン大のグループによって若干変更されていますが、ここで更に修正しました。ノーリミットホールデム用にAQをグループ3のトップに持ってきており、99を次に持ってきています。最初の二つのハンド(AQ、99)は、誰からもレイズされていなければ*5、どのポジションからでもプリフロップでレイズします。レイズの額は、ポジションやテーブルの状況にもよりますが、若干少なくなり、2BB 〜5BBくらいになります。アーリーポジションでは少なくレイズして、レイトポジションでは大きくレイズします。

 次の4つのハンド(88、77、ATs、KJs)については、誰もレイズしていなければ、ミドルやレイトポジションではプリフロップでレイズします。

 先にレイズされた場合には、小さなレイズであれば、AQ、99、88ではコールし、他の手はフォールドします。リレイズは、相手が本当にどうしようもないプレイヤー(弱い、愚か、ルース/マニアックといったプレイヤー)の場合に限って行います。リレイズは、ルースなプレイヤーとのヘッズアップに持ちこむ*6とき、特に、自分のハンドが現時点では相手よりも強いと分かっているときに合理的なものになります。ポケットペアでコールするのは、セットができれば割に合うときに合理的ですが、コールが本当に割に合うか正確に計算できないといけません。一般的に、レイズにコールするのは、1)レイズが自分のチップの総量の10%以下のとき(5%以下なら自動的にコール)、2)相手が十分なチップ量を持っているとき(ショートスタックでないとき)にだけ考えましょう。
 詳細については、グループ5のあとで検討しましょう。
 
 確かにグループ3の最初の4ハンドは強いですが、レイズされたハンドに対してはかなり不利になります。例えば、AQはAKにドミネイトされますし、ポケットペアは、ポケット10以上のペアにドミネイトされます。以前同じポジションで同じくらいの額のレイズをしたとき、そのプレイヤーがどのようなハンドを持っていたかなど、相手のプレイヤーをよく理解することが重要です。レイズに対してこれらのハンドでプレイする際は、いつも注意しなければなりません。

 残りの二つのハンド(ATsとKJs)については、小さくレイズするかリンプインするかどちらかです。SBとBBしか残っていない場合にはレイズします。大きくレイズされた場合には、フォールドします。小さくレイズされた場合でも大体降ります。ポジションと相手のキャラにもよりますが。グループ3のハンドについては、基本的にどのポジションでもプレイすることを考えます。

Group 4: AJ KQ QJs KTs JTs AT

 Sklanskyのグループ4は、カーネギーメロン大のグループによって大幅に修正されていますが、ここでも同じように修正しています。しかし、グループ内でのハンドの順番についてはカーネギーメロン大のグループのものとも異なっています。具体的には、ノーリミットとリミットでプレイできるハンドの差に違いがあることから、AJ、KQとATを移動させました。カーネギーメロン大の計算に基づき、低いスーティッドコネクターは、グループ4から落として、もっと強い手に入れ変えています。ミニマムレイズをされたときには、AJとKQのときだけコールドコールします。ボタンの場合は、すべてのハンドでミニマムレイズにコールドコールできます。

 すでにリンプインしているときにレイズされた場合、ミニマムレイズならコールしますが、そうでなければフォールドします。問題は、これらの手は、二番目にいい手を作りやすく、手痛いダメージを受ける可能性が高いということです。ATでレイズにコールすると、レイズしているプレイヤーがAK、AQ、AJを持っている場合には、大災害になります。フロップでAが出てもベストハンドと確信できないのですから。できればコールではなくレイズで参加して、レイズにコールで勝負に参加することは避けた方がよいです。これは戦略上のポイントです。

 グループ4のハンドについては、どのポジションでもリンプインしますが、AJとKQの場合はレイズします。

 ノーリミットゲームでは、ドローハンドでベットにコールすると、コストがかかることになりがちです。例えば、QTs、A9s、JTsでは、ストレートやフラッシュを引きに行くでしょう。しかし、他のプレイヤーがトップペアと強いキッカーを持っていたときは、強くベットされることになるので、ターンやリバーを見られないこともよくあります。これがリミットとノーリミットのプレイの大きく違う点の一つです。 リミットゲームでは、ストレートドローやフラッシュドローでコールするのは、ポットオッズが合うため正しい選択になります。 ノーリミットゲームでは、通常は反対のことが正しくて、ポットオッズが得られない場合には、ドローハンドではフォールドしなければならないことがよくあります。したがって、ドローハンドは、ノーリミットではリミットほど強いハンドではありません。これがスーティッドコネクターを次のグループに入れた理由です。


 さて、ここからは、プレイが若干トリッキーになります。ここからのハンドはちょっと弱いですがまだプレイできるハンドです。

Group 5: 66 55 44 33 22 KJ QTs A9s A8s QJ


 ここからは、Sklanskyやカーネギーメロンのグループ分けと激しく異なります。どちらもグループ5には18ハンド入れていますが、ここでは、カーネギーメロンの18ハンドからトップ11を抜き出し、順序を変えることにしました。

 グループ5のハンドについても、レイトポジションからは、あまりリンパーがいない場合には小さくレイズできます。アーリーポジションでは、ポケットペアとKJはリンプインできます。他のハンドは、ミドルやレイトポジションでのみプレイできます。
 
 レイズに対しては、ポケットペアのときは、1BB〜3BBの小さなレイズに対してのみコールできます。他のハンドは、どんなレイズであってもフォールドします。既にリンプインしている場合には、ミニマムレイズのような小さなレイズにのみコールでき、それ以外は、フォールドです。もちろん相手の数やポジションによって変わってきます。相手のプレイヤーが多かったり、自分がレイトポジションにいるときは、スモールレイズにはコールできます。

 重要なポイントがいくつかあります。第1に、プリフロップでレイズがされるのであれば、自分がそのレイザーになるべきだということです。他の誰かが先にレイズした場合には、あっさりハンドを捨ててしまいましょう。ただ単にリンプインして他のプレイヤーのレイズにコールすることは簡単ですが、一つの単純なミスが、大きな損失を生むのです。中途半端なハンドは、レイズに値する強力なハンドに容易くドミネイトされ、ひどく不利な立場でのプレイを強いられることになります。

 このことと関係しますが、第2に、自分のハンドの強さを認識し、ドミネイト(されること)を避けることが非常に重要です。ノーリミットホールデムの大部分は、ドミネイトのゲームで、単純に相手のハンドより強いハンドを持っていることが勝利のチャンスを与えてくれることになります。相手をドミネイトし、ドミネイトされないよう注意することが重要です。ドミネイトされるということは、3以下のアウトしかないということです。例えば、QJを例に見てみましょう。

 QJは、AQ、KQ、AJ、KJやAA、KK、QQ、JJにドミネイトされます。AQ、KQ、AJ及びKJが配られるのは12通り、AA、KKは6通り、QQ、JJは3通りあります。したがって、組み合わせで考えると、QJをドミネイトするハンドが66通りもあることになります。
 QJは、AQ, KQ, AJ, KJに対して、26% vs 74%.
  AA 、KKに対して、15% vs 85%.
  QQに対して、11% vs 88%.
  JJに対して、33% vs 67%.
の勝率しかありません。

 勝率を見るとドミネイトされたら大きなトラブルを招くことが明らかで、そのようなハンドが66もあるのです。

 次に、QJとKJを比べてみると、KJは、AK、AJ、AA、KK、QQ、JJといった少ないハンドでしかドミネイトされませんが、それでも42通りあります。したがって、KJはQJより若干強いということが分かります。77は、88以上のペアにしかドミネイトされませんが、こちらも42通りのハンドがあります。

 72oのようなハンドを1時間の間に何度も何度もディールされたあとで、ようやくQJのような一見魅力的なハンドが来たとします。しかし、注意深く考えると、このハンドがどれだけ脆く、負けやすいかということが分かるでしょう。だから、このような中途半端なハンドでレイズにコールすることには慎重であるべきなのです。

 グループ5のハンドの話に戻りましょう。ポケットペアはどのポジションからもプレイし、残りはミドルかレイトポジションでのみリンプインでプレイ、レイズ等された場合には、あっさりフォールドします。もし、タイトで難しいテーブルでプレイしているのであれば、通常はそのようなテーブルからはすぐに立ち去るので稀なケースではありますが、レイトポジションでなければ、ポケットペア以外のハンドではプレイしません。このグループで言えるのはそれがすべてです。

 さて、ポケットペアの検討に戻りましょう。ローペアも意味のないハンドではありません。フロップでセットを引いたら非常に強いハンドになります。セットが引けなければ降りればいいのです。グループ5の最初の5ハンドは、プレイするのは簡単で、とても利益が得られるハンドです。

 セット以上のハンドを引く可能性は12%なので、8回ポケットペアでプレイすれば、1回はセット以上を引くことになります。8ハンドすべてリンプインして8BBかかったとしても、フロップでセットを引けば、そのハンドで勝てる可能性は極めて高く、8BB以上の美味しいポットを取ることができるでしょう。ポケットペアでセットを引けば、それまでにフロップを見るために投資した額を簡単に回収することができます。フロップがA62で66を持っているときは、ベットをしてもAを持っているプレイヤーが簡単にコールしてくれます。スロープレイやチェックレイズなどをすれば、相手にオールインしてもらうことも夢ではありません。

 ローペアでプレイすることは単純で、フロップでセットを引いた場合のインプライドオッズもあるので、ポケットペアでは小さいレイズにはコールします。フロップを見るのに1BBかかったら、セットを引いたら少なくとも8BBは取る必要があります。これはあり得ることというよりは、本当によく起こることです。しかし、タフでトリッキーでタイトなテーブルでは、ローペアでレイズにコールした場合、トラブルを招くこともあります。例えば、A62で自分が66を持っているときに相手がAAを持っている場合などです。間違いなくすべてのチップを取られてしまうでしょう。

 そこで、この5つのローペアでのプレイの仕方ですが、リンプインやスモールレイズへのコールで安くフロップを見に行くことです。大きなレイズについては、レイズしたプレイヤーの種類、リンプインしているプレイヤーの数、相手のチップ数などを熟慮してベストな判断をしなければなりません。ポケットペアでレイズにコールする際の一つの戦略は、自分のチップ量の5%以下のレイズにはコールして、10%以上のレイズにはフォールドするというものです。しかし、セットを引いたときに十分に取り返せるだけのチップを相手が持っているか、すなわち相手が自分のオールインをカバーするだけのチップを持っているかも考えなければなりません。複数のプレイヤーが参加しているときは、コールに値するだけのポテンシャルがあるかも考えなければなりません。よって、5%と10%の間のレイズの時には、正しい決断をするためにすべての要素を考慮する必要が出てくるのです。

 セットをフロップで引けなかった場合には、相手がベットしてきたらすぐに降りなければなりません。フロップでほんの少しのベットしか相手がしてこなければ、ポットオッズを考えてコールするか判断しましょう。大抵のケースでは、フロップ後はフォールドした方がよいです。


グループ1〜5の他にもまだプレイできるハンドはありますが、注意する必要があります。ここまで来ると本当に危険な勝負をしていることを認識しなければなりません。

Group 6: KT QT JT A7s K9s Q9s T9s J9s A5s A6s A4s A3s A2s

 このグループまで来ると、Sklanskyやカーネギーメロンのグループ分けと全く異なってきます。これらのハンドは、レイトポジションでしかプレイできません。ポジションがボタンやカットオフ*7で、自分の前のプレイヤーが全員フォールドしているかせいぜい1人リンパーがいるくらいのときにのみ、レイズで参加して場を混乱させましょう。

 グループ6のハンドはどれもプレイするのは難しいです。フラッシュになりそうなハンドが多いですが、フラッシュを引いたりフロップでフラッシュドローになる確率は、12%くらいしかありません。フロップ後にナッツフラシュドローになるなら悪くないハンドなので、フラッシュドローになれば、特にレイトポジションのときにセミブラフでベットすることができます。

 また、Aのペアを引ければ勝てるかもしれませんが、その場合でもキッカーが弱いので微妙な状況になります。フロップでAがヒットした場合(14.5%)、二軍の奴らを試すためにベットしましょう。レイズされた場合には、フォールドすればいいのです。アーリーポジションにいるときには、チェックしますが、誰かがAを見てアグレッシブにベットしてきた場合、よく考えてコールするかどうか決めましょう。

 これらのハンドでレイズにコールはしない方がよいでしょう。タフなテーブルではそもそもプレイしない方がよいです。しかし、状況をかき回すことはよいことなので、たまにはこういう弱いハンドでプレイして相手のプレイヤーを混乱させるのもよいです。ときには、悪いポジションでこれらのハンドでプレイしたり、レイトポジションでレイズすることで、相手のプレイヤーを騙すことができます。ただし、これらのブラフは極めて慎重に行うべきです。

 このエッセイは初心者向けのガイドなので、もっともシンプルな戦略を提示すると、これらのハンドでは全くプレイすべきではないというものでしょう。もう少し難しい戦略は、レイトポジションでだけプレイしなさいというものです。さらに難しい戦略は、たまにはポジションの悪いときにプレイし、レイトポジションではレイズしなさいというものになります。


(完) 


 次は、Doyle Brunsonの"Super System2"の"No-Limit Hold'em"章の中からプリフロップ戦略と打ち回しについて書かれている部分を紹介しようと思います。50ページくらいあるので時間がかかると思いますが、がんばりたいと思います。

*1:私は読んでませんが。。。

*2:最強のフラッシュのこと

*3:注:筆者は、0.25‐0.5といった超低ブラインドのオンラインポーカーを想定している。実際のトーナメント等では、3〜5BBが妥当では。

*4:ヘッズアップにおいて、自分のハンドのうち1枚のカードが相手のハンドと共通していて、残りの1枚が勝っている状態のとき、「ドミネイトしている」といい、勝率は、70%以上あるため圧倒的に優位となる。

*5:ギャップコンセプトですね。

*6:isolateといいます。

*7:ボタンの1つ手前