ポーカーの高速道路とけものみち

     自分の大好きなポーカーに関する戦略などを紹介



このブログについて

自分の大好きなポーカー(特にTexas Hold'em(テキサスホールデム))
というゲームに何か貢献ができないかと思い、ブログを始めました。    
ポーカーに関する戦略などを紹介していきたいと思います。         

 テキサスホールデムで重要なスキル

 rec.gambling.poker Frequently Asked Questions (FAQ)で「テキサスホールデムで重要なスキル」という項がありましたので紹介します。


3.1 What skills are important for Texas Hold'em?
Author: Michael Hall
Last updated: 1995
Copyright © 2004 Michael Hall

 ポーカーのスキルを重要な順に並べると次のようになります。
0 テーブル選び
1 ハンド選び
2 相手の手を読むこと
3 相手の評価
4 ヘッズアップでのプレイ、ブラフとセミブラフ
5 座席選び
6 チェックレイズ
7 癖を掴む
8 ポットオッズの計算

 重要度の順位は、ゲームの種類によっても変わります。このリストは、合理的なプレイヤーがほとんどを占めるが、エキスパートレベルでもない中級レベルのゲームを想定しています。

0 テーブル選び(トーナメントでは関係ありません)

 
 ダントツで最も重要なスキルは、テーブル選びです。よってNo.1ではなくてNo.0にランキングしました。「カモ」が全くいないゲームばかりやるのでは、どれだけ上手くプレイできたとしても全く意味がありません。どんなエキスパートであってもレイキ*1分だけ負けてしまうことになります。収入のほとんどは、何人かのバッドプレイヤーから来るものです。十分に上手くプレイするのであれば、たとえ自分より上手いプレイヤーが相手であってもそれほど負けず、ほんの少し自分より下手なプレイヤーが相手であってもそれほど多く勝てたりはしないでしょう。「カモ」だけが重要なのです。

1 ハンド選び

 さて、ようやくカモが1人や2人いるようなテーブルを見つけたとしても、しばらく我慢しましょう。単に自分を律していい手だけでプレイしたり、不ヅキに勝てるだけの精神力を持つだけでなく、ホールデムの収入の大半は、AAやKKなどのポケットペアやAKから得られるものだということを認識しなければなりません。目的は、プレミアムハンドを待っている間に大負けしないこと、、特に他のプレイヤーがプレミアムハンドを得たときに大負けしないことです。10ドルや20ドル負けたくらいであれば、AAやKKを手にしたときにプリフロップで3倍ベットでもすればすぐに挽回できます。自分のベットが「俺はポケットエースを持ってるぜ!!」と叫んでいるようであっても、あなたのあまりのリスペクトのなさから、リバーまで延々とコールしてくるプレイヤーがいて驚くことでしょう。他のプレイヤーからプリフロップレイズがあった場合には、普通はプレイするようなATやKJからAJやKQであっても、トップペア対オーバーペアのような状況になりたくなければ捨ててしまいましょう。フロップでも、AAやKKを勝てる手ができなかったり、リレイズされたくないのであれば、3倍ベットしてきたプレイヤーに対してベットすることはやめておきましょう。単にコールして、ターンでチェックレイズすればよいのです。

2 相手の手を読む

 さて、次はハンドの範囲と相手のプレイヤーが持っていそうなハンドの確率について考えてみましょう。まず最初に、プレイヤーが最初の2枚を手にしたときには、どんなハンドも同じ確率で来ます。プレイヤーのアクションがその確率を絞る重要な情報となるのです。これは、ベイズ推定の問題*2です。残念なことに、ベイズルールを正確に適用するのは、人間の頭脳の限界を超えています。なので、近似式を採用して、大体の可能性のあるハンドだけを念頭において、アクションが起こったときにそれらから外せるものを取り除いていくようにしましょう。

 例えば、アーリーポジションからリンプインしたプレイヤーが、フロップがQ72だったときに、突然狂ったようにリレイズしてきたとします。どのようなハンドが考えられるでしょうか。リレイズすることがありえるのは、AQ、KQ、Q7、72、Q2、77、22のようなハンドです。トップセットとなりナッツになるQQなら、ここではスロープレイするでしょう。次にアーリーポジションからプリフロップでリンプインする可能性のあるハンドを絞り込みます。AQやKQはアーリーポジションからレイズすることもありますが、単にリンプインすることもありえるので、候補として残ります。Q7、72、Q2は、アーリーポジションからリンプインできるようなハンドではないので、候補から除かれます。77や22は、リンプインする可能性が十分にあるハンドですが、タイトなプレイヤーなら22ではリンプインしないかもしれません。したがって、AQ、KQ、77、22が考えられるハンドになり、随分と確率が絞れたことになります。他のプレイヤーが自分のベットをどのように解釈するかということも同じように注意する必要があります。

3 相手の評価

 プレイの際には、「彼女がレイズして、彼がフォールドして、彼がコールドコール*3して・・・」というようなイベントの実況中継をするようにしよう。このような実況中継をもとに、たくさん心の中でノートを取って、たとえ自分が参加していない場合でもノートを取るようにしましょう。このような情報は、勝負に参加しているときに役に立つだけでなく、後々の勝負の際にも役に立ちます。プレイヤーがフロップを見に行く頻度や、レイズした場合にブラインドでコールする頻度、ベットしたときのハンド、レイズしたときのハンド、リレイズしたときのハンド、コールドコールしたときのハンド、コールしたときのハンドなどを知りたいでしょう。ハンドを読むのと併せると、これらの情報によって、ショーダウンされなかったときでも何が起こったのかが分かることになります。それぞれのプレイヤーを系統分けし、今現在だけでなく将来の勝負で使える各プレイヤーの行動壁を知ることが目標となります。

4 ヘッズアップのプレイ、セミブラフ、ブラフ

 特にヘッズアップのときには、もう一方のプレイヤーがフォールドするよう常にプレッシャーをかけていかなければなりません。相手にこっぴどくやられるか、それとも相手がブラフしているかどちらかだと思うときにはリレイズしましょう。攻撃、フェイント、反撃、速やかな撤退などの選択肢があるチェスや戦争ゲームと少し似ています。これは、言葉にするのが難しいポーカーの「感覚」的な部分なのですが、幸いなことに漠然としたアイデアを伝えることはできます。ブラフとセミブラフは、自分自身を予測不可能な存在としておくためにも重要で、ありそうなハンドの範囲を追跡しているなら、相手がどのような状況にいるか分かるようになります。コールドブラフ(2ベット以上に対するブラフのことか??)は、降りてくれそうな1・2人程度のプレイヤーしかおらず、ショーダウンされたらポットを取れる可能性が絶対にないようなリバーまで避けるべきです。セミブラフとは、ベストハンドではないけれどもたくさんのアウツがある手でベットすることです。相手のプレイヤーはすぐにフォールドしてくれるでしょうし、もしフォールドしなくても、アウトを引けば相手のプレイヤーは、致命的にあなたの手を読み違えることになります。バランスを取ることも重要です。自分がベットしたときには、オーバーペアを持っているんじゃないかと相手のプレイヤーが恐れてくれるような十分にタイトなハンド選びの基準を持たないといけません。スターティングハンドを選ぶときに十分に注意した場合には、たとえ役がまだ完成していなくても役を完成させる可能性があれば、セミブラフは、非常に強力な武器となります。

5 座席選び

 一般的に、自分の右側のプレイヤーに対しては、ルースアグレッシブにプレイして、左側のプレイヤーには、タイトパッシブにプレイしたほうがよいでしょう。これは、右側のプレイヤーに対しては、ファーストベットする前にレイズが来るかどうかが分かるからです。しかし、タイトなゲームでブラインドを残してみんなフォールドするようなテーブルの場合は、ブラインドを盗られないように右側2人のプレイヤーに対しては極めてタイトパッシブにプレイした方がいいでしょう。座席選びは、いいテーブルを見つけたからといってすべての席が平均的に勝てる席ではないという点で、重要なスキルになります。

6 チェックレイズ(リミットホールデムの戦略か)

 リミットホールデムの性質上、弱いハンドであってもワンベットにコールすることがしばしば正しい選択になるので、ハンドを守ることは難しいことです。ハンドを守るための主要な武器は、チェックレイズです。しかし、ベットしたプレイヤーがどのポジションにいるのかは気をつけなければなりません。典型的には、参加したいけれども攻撃されやすいハンドを持っているときには、レイトポジションでベットがあると予想した場合、アーリーポジションではチェックして、レイトポジションがベットしてきたらレイズすれば、2ベットとレイトポジションのプレイヤーによるリレイズのリスクによって、2人の間のプレイヤーがコールするのを難しくすることができます。すべてのプレイヤーに参加して欲しいと思うような強いハンドを持っていてアーリーポジションでベットが入ると予想できる場合には、自分はアーリーポジションでチェックをして、誰かがアーリーポジションでベットしてみんながコールしたあと、レイズをすることで、更にコールを引き出すことができます。チェックレイズの欠点は、誰もベットしなかった場合、ただで他のプレイヤーを次のラウンドへ進ませてしまうリスクがあることです。

7 癖を掴む

 癖に注意しましょう。チップを手にして前傾姿勢をとっていてベットにレイズするそぶりを見せているプレイヤーは、実際にレイズする気がないかベットにコールしかないプレイヤーで、相手にはチェックをして欲しいと思っているサインです。プレイヤーを見ていれば分かりますが、自分の持っているものと正反対に振舞うというのが典型的な癖です。

8 ポットオッズの計算

 ポットオッズに注意しましょう。アウツの数を数えると、コールにどれくらいの期待値があるか計算することができます。この項目の重要度が低いことに驚いているかもしれませんが、個人的な意見では、特にヘッズアップのときには、相手を引き付けるよりも相手に勝つことの方が重要になります。ルースなゲームでは、相手を引き付けることが重要になりますが、ポットが大きくなるとオッズもあってどんなドローハンドもコールできるようになるからです。

*1:カジノ側の取り分。ポットの10%・上限5ドルといった感じで取られるもの。

*2:ある証拠に基づいて、その原因となった事象を推定するための確率論的方法。

*3:2ベット以上にコールすること